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苦しみや哀しみと闘う人々へ 〜 生きる ■ KURUKANA メールマガジン 〜 Back Number ■ | ||
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [No.001] 心の健康について 2002.02.02配信 [KURUKANA WEB: http://ikiru.cool.ne.jp/] 01/15更新 |
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 悲しみや苦しみと闘う人々へ - 生きる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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■ 目次 1.[記事] 心の健康について 2.[言霊] 夢 - あなたは何と読みますか |
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■ [記事] 心の健康について 身体に健康や不健康があるように、心にも健康や不健康があるのではないでしょうか。心と身体は一心同体でありながらそれぞれに別のものであると、僕は常々そう感じてきました。しかしながら、心と身体はお互いに影響しあって存在しているのも見過ごせません。 例えば僕は今白血病と呼ばれる病を患っています。僕の身体の状態は「病」です。だったら、果たして心も身体と同じく病なのか。応えはNOです。少なくとも今の自分の心の状態であれば、心が病であるとは思いません。僕は身体は病人であるけれども心は病人ではない。自分自身でそういえるように生きてきました。身体が病で心まで病であったのなら、生きているだけで充分に辛すぎるのですから。 身体が病であるのも辛いけれども、心が病であるのも同じように辛い。もしくは、身体の病以上に辛いかもしれない。僕はそう感じています。身体が風邪を引くのと同じように心も風邪を引いたりします。僕も何度も風邪をこじらせて心がずたぼろの状態になったことがあります。身体の病は医者に任せるしかないけれども、心の健康は必ずしもそうではない。自分自身で幾らかは何とかできる場合もあることでしょう。もちろん、周囲の人たちの支えなくしてそれは語れないかもしれません。闘病にせよなんにせよ、人はひとりで生きているわけではないのですから。 僕も病を長く患っているとたびたび心の状態を乱しました。ただでさえ身体の状態が病であるのに、心まで病の状態になってしまったときがあります。今でこそ身体と心の健康不健康について、自分自身で多少なりとも考えることができるようになりました。しかし、そうでなかった過去の自分にとって、心と身体の両方が病であることは、生きているただそれだけで充分に辛さを感じさせてくれるものでした。患者は病と闘うために、身体的なエネルギーはもちろん多くの精神的エネルギーを必要とします。心が病であるということは、その重要な精神的エネルギーの欠乏を意味します。さらには、本来闘病に対して「進」のエネルギーであって欲しい心の力が、患者が病と闘う上で更なる重圧となる「負」のエネルギーへと変わってしまうのです。ですから、病と闘う上で心を味方につけることはとても重要なことだと僕は考えています。 僕の場合も闘病を何年も重ねて、確かに身体の状態はとても辛いものではあります。しかしその苦しみの多くは、心の状態が病の真っ只中に放り込まれていたからこそ生まれたのではないか。だからこそなおさらに心と身体の辛さが二重に募る。身体の苦しみや痛みは一時耐えればそれですむ。しかし、心の深い苦しみや悲しみは耐えようにもとても耐えがたいのです。なぜなら、身体の苦しみや痛みを耐えるのに必要とするのは精神力であるのに対して、心の病の状態では苦しみや悲しみに抵抗する心自体がとても脆弱な状態にあるのですから。 自分の経験を顧みても、闘病には心の健康不健康が極めて大きな影響を及ぼしていると感じています。平たくいうと、身体が病でありながら心まで病の状態であれば、心底辛い状態になります。それが世に言う「生き地獄」でしょう。ただ、これには病の大小が関係あり、かつ個人的には多少大袈裟な言葉だとは思います。 少し前にある人と話をしました。その人は白血病患者の遺族の方です。何年か前に最愛の娘さんを亡くされた方です。その方は何時も明るく前向きに振る舞っておられます。周囲からもとても慕われ、骨髄バンクに関わるボランティアなどにとても尽力されている方です。その方が、なぜあなたは遺族であるのにそんなに明るいのかと問われたことがあるそうです。その方は僕に仰いました。明るく振る舞うことで、めげそうな自分自身を自分で支えているのだと。そうでなければ、何時も遺族としてめげそうになると。そしてこう仰いました。僕は身体は元気だけれど、心は何時もめげそうなくらい辛い。僕に君の苦しみが分からないように、君に僕の苦しみは分からないだろう。君のいうように、確かに心の健康というものはあるかもしれない。 とても娘さんを深く愛されていた方で、今でも深く深く愛されている方です。 |
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■ [言霊] 夢 - あなたは何と読みますか 「夢」という言葉は人によってそれぞれに読み方が違うかもしれない。読み方というのは、この言葉によって受け取る「心」。夢と書いて“儚い”と読む人もあれば、夢と書いて“痛み”と読む人もいるかもしれない。みんな人それぞれに、今まで自分が生きてきた人生の中で、この言葉をそれぞれの心で読むのでしょう。 僕にとって夢とは、生きるための活力であり、“人生の指針”です。人生というこの暗闇に覆われた大海原で今時分のいる位置を示してくれる。これから自分が進むべき道を照らしだしてくれる。夢とは、いわば“人生の灯台”。何時もそこにいて、迷いそうになる自分に光を示してくれる。ああ、僕はそこへ向かって進めばいいのかと。 けれど、必ずしも夢は普遍のものじゃない。永遠にそこに居続けるわけでもない。年と共に、心と共に、人生の季節と共に移り変わってゆくもの。ひょっとしたら、その形すらすっかり変わってしまうかもしれない。なぜなら、夢とは移ろいゆき成長するものだから。夢は育つ。反対に、枯れてしまうことだってある。例え枯れてしまった夢であっても、また新たに夢は生まれてくる。無くしてしまった夢を数えるよりも、新たに生まれてくる夢を抱きしめられればいいじゃない。 少年の時から好きだった言葉。キング牧師の言葉で、I Have a Dream. |
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 【 読 者 へ の お 知 ら せ 】 |
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1ヶ月ほど発行しておりませんでとてもすみませんでした。1月中旬から再び入院して抗癌剤治療を行っておりましたが、無事2月1日に退院となりました。今まで発行が遅れておりまして、改めてお詫びいたします。 ご意見・ご感想などは KURUKANA BBS [掲示板] 等をご利用くださいますと便利です。その他読者同士の交流の場にもお使いくださいませ。読者のみなさまにより便利に快適ご利用いただけますよう、改善すべき点などのご意見もお寄せくださいませ。 ・KURUKANA BBS [http://ikiru.cool.ne.jp/cgi/petit/petit.cgi] |
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〔 編 集 後 記 〕 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= |
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みなさまご無沙汰しておりました。さすがに1ヶ月ぶりなので、KURUKANA メールマガジンもみなさまのご記憶の古い引き出しにしまわれていたでしょうか。これからも病状にあわせたマイペースな発行になりそうです。どうかご容赦くださいますようお願いいたします。 14日にあった成人式に僕も出席して参りました。僕も晴れては新成人を迎えました。今月の末で二十歳になります。思えば16のときに発症し、そんな幼かった自分も今では二十歳です。あの頃は本当に幼かったなぁと昔を思い返しています。今にしてあの頃の自分を思えば、深い悲しみと共に自分で自分を抱きしめてやりたくなります。泣きながらひとり耐えたこともいったい幾多あっでしょうか。しかし、それも今は過ぎ去りました。今は、今の苦しみと悲しみと闘っています。それと同時に、20代という年代に足を踏み入れてしまったことへの自戒の念もあります。もう、子供じゃすまされない年代ですものね。 僕の住むこの広島の街にも、もう幾つもの思い入れができました。広島には病気になってから越してきました。実家はのどかな田舎です。喜びにせよ悲しみにせよ、もう幾つもの想い出ができました。雪を見ればある人との別れを思いだします。あの公園に咲く桜を見ればある人の人生の一端が浮かんできます。あの店に入ればあの日の淡い喜びと悲しみが思い返されます。好きな場所も幾つもできたし、何より、何年かの間で僕はこの街がとても好きになりましたかね。ただ、悲しかったり苦しかった想い出の方が多いのですけれどね。それも今こうして振り返ることができる。それを果たしてひとの強さと呼ぶのか。それとも、時の流れのなせる業なのでしょうか。 |
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【発行人】花田久成 <mailto:ikiru@cool.ne.jp> 【WebサイトURL】 <http://ikiru.cool.ne.jp/> 【ご意見/お問合せ】 <mailto:ikiru@cool.ne.jp> 【配信中止/アドレス変更】 <http://ikiru.cool.ne.jp/mailmagazine.htm> Copyright(C) 2001-2002 KURUKANA. All rights reserved. * KURUKANA に掲載された記事は改変のない限り転載・複写自由です. * 寄稿いただいた文章の著作権は KURUKANA に帰属するものとします. * KURUKANA 及び くるかな は当コンテンツの名称です. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ |
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